全国で大規模な山林火災が相次ぐ 迅速な消火と延焼防止へ向け消防が訓練
全国で大規模な山林火災が相次ぐ中、若狭町で10日、山林火災を想定した訓練が行われ、隊員たちは速やかな消火と延焼を防ぐ方法を確かめました。
訓練は、若狭町蓮生寺付近の山林で火災が発生し、強風により延焼したという想定で行われ、三方消防署と美浜消防署の隊員8人が参加しました。
前線に水槽を設置して放水活動が行われたほか、木を伐採して延焼を防ぐなど、山林火災ならではの消火と延焼防止の手順を確認しました。
■交信
「延焼確認どうぞ 了解 美浜小隊ジェットシューターにて消火活動にあたる」
また飛び火が確認されたという情報が入ると、隊員が水を入れたバッグを背負って山林に入り、手持ちポンプを使って消火にあたりました。
■敦賀美方消防組合三方消防署 八王裕司 消防司令補
「現在空気が非常に乾燥しているし、これから入山シーズンになる 一人ひとりが防火の意識を心がけて行動するようお願いしたい」
県内で過去10年間に発生した山林火災のうち、4月は12件と、3月に次いで2番目に多くなっています。
消防では、火を扱うときには十分な消火体制を整え、しっかり後始末をするよう呼びかけています。
*4月が多いのは空気の乾燥に加え、レジャーシーズンに入り、たき火などの不始末が原因となるケースが多い