備蓄米、県内店頭に登場 価格は全国平均より2割安 5キロ3000円前半~半ば、県産ハナエチゼン 福井市・県民生協ハーツ

店頭での販売始まる=9日午前10時ごろ、福井市日之出のハーツ恐竜
コメの価格高騰を受けて、政府が放出した備蓄米が9日、福井市内の食品スーパーに並び、5キロで3000円台と全国平均より2割安く販売されています。
このうち、県民生協が展開する食品スーパー「ハーツ」でも備蓄米の販売が始まり、福井市内の店頭にも備蓄米で県産米のハナエチゼンが並びました。
備蓄米は3月10日に実施された1回目の入札で放出された14万トンのうち、2240トンをJA福井県が落札しています。全国的にはさまざまな産地のコメを混ぜたブレンド米が流通する一方、県内向けでは、単一銘柄のハナエチゼンとして販売しています。
「備蓄米」の表示はなく、価格は通常のコメと比べて2割ほど安い、3000円前半から半ばで販売されています。一方、備蓄米の放出後もコメ価格の上昇が止まらず、全国のスーパーでのコメの平均価格は5キロあたり4206円と、13週連続で値上がりしています。
最終更新日:2025年4月9日 10:22