【特集】被災者の今 能登半島地震から半年 復興や生活再建の動き“道半ば” 福井と能登からの報告
1か月後には看板商品の「奥能登の白菊」が完成。6月中旬からは、福井県内の酒店での販売も始まりました。
衰えることのない酒づくりへの情熱と多くの人の協力で出荷にこぎつけた能登の酒。しかし、被災地での建物の公費解体の動きはあまり進んでおらず、将来に向けた見通しは不透明です。
■白藤酒造店 9代目 白藤喜一さん
「早く自分のところで仕込みたい気持ちはあるけれど、設備を整えたり、状況が良くなれば早く仕込めるようにはなると思うけれど、いろんな課題がたくさんあるので。心折れずに前に進みたい」
ふるさとでの酒づくりへの思いを募らせる白藤さん。一方で、復興が思うように進まない現実が立ちふさがっています。