「助けてと言えるまちに」暴力団事務所の跡地につくる希望のまち 抱樸(ほうぼく)の新たな挑戦 特集「キャッチ」
2026年3月の完成を目指す福祉施設には、生活が苦しい人たちが一時的に暮らせる個室を用意し、地域住民との交流スペースも設ける予定です。
■奥田理事長
「つながりは圧倒的に量が問題です。いろんな人が包み込むように出会っていく方が強いですね。1本の太いロープで結ぶより、100本、1000本の糸でからめる方がきっとうまくいく。今度は個別の支援だけじゃなくて、まちづくりです。どういうまちがあるべきなのか、これから本格的に挑戦することになります。」
底冷えする夜の街に、ベンチに座る山下さんの姿がありました。
■山下さん
「こういう生活はもう嫌よ。今からもうちゃんとするよ。みんなから言われちょうけ。ことしはもう腹くくってせなダメよっち。今までの問題も片づけて心機一転、またせないかん。」
誰かの支えがあれば人は何度でもやり直せる、抱樸が目指すのは孤立する人のいない「希望のまち」です。
※FBS福岡放送めんたいワイド2025年1月29日午後5時すぎ放送