×

海外からの「万博客」の呼び込み狙う 飲食店では英会話教室 福岡市は無料の観光案内・西のゴールデンルートで魅力発信

2025年4月14日 18:43
海外からの「万博客」の呼び込み狙う 飲食店では英会話教室 福岡市は無料の観光案内・西のゴールデンルートで魅力発信

13日に開幕した大阪・関西万博、多くのイベントで賑わいをみせています。この万博をきっかけに、国内外からの観光客を福岡にどう呼び込むかが課題となっています。

大阪・関西万博には、158の国と地域が参加しています。半年間の期間中で想定される来場者はおよそ2820万人、そのうち海外から350万人ほどが見込まれています。

万博を機に外国人観光客を呼び込む動きが、各地で広がっています。

大分空港では万博期間中、愛称が「大分ハローキティ空港」に。ハローキティと一緒に写真が撮れるスポットや、空港内の様々な場所でサンリオの人気キャラクターたちが迎え入れてくれます。

■子ども
「世界中の人から、この空港が愛してもらえるようになってほしいです。」

こうした動きは福岡でも。福岡市博多区にある水炊き料亭「博多華味鳥」です。

福岡の名物料理「水たき」を求め、現在、客の3割が外国人観光客だということです。3月の売り上げは、2024年の同じ時期と比べて2割増と過去最高を更新しました。

多くの外国人客をもてなすうえで課題となっているのが、コミュニケーションをとる際の言語の壁です。

■外国人客
「Can I have a spoon? (スプーンをいただけますか?)」
■ホールスタッフ
「Is this spoon. OK?(こちらのスプーンでよろしいですか?)」
■外国人客
「Thans you.(ありがとう)Do you have hot water?(お湯はありますか?)」
■ホールスタッフ
「Hot?(熱い?)」
■外国人客
「No. Water without ice.(いいえ、氷が入っていない水です)」
■ホールスタッフ
[No ice water?(氷のない水?)」
■外国人客
「Yes.(はい)」

■ホールスタッフ・脇野瑠斗さん
「お客さんに呼ばれて英語で話されて、分からない時があります。英語が話せるならもっとスムーズに接客ができるかなと思います。」

次ページ
従業員が対象の英語教室を開始