特集「キャッチ」学校ではない居場所を見つけた子どもたち 動画で伝えたかったこと 福岡
■ゆうたさん(中1)
「撮るよ、今から。」
ショートムービーの撮影が始まりました。最初は消極的だった子どもたちも。
■子どもたち
「こっち、こっち。」
撮影・編集はスマートフォンで行います。
■只松さん
「この効果音は?」
■子ども
「もう、こんなん嫌だー。」
学校になじめず、行き場を見失った自分たちをネコの姿で表現した3分間のショートムービーは、さまよう中で受け入れてくれる友達と出会うというものです。
■ナレーション
「今、学校に行きづらい子どもたちが増えています。不登校になっても、いろいろな学びの場や居場所があって、僕たちの成長や可能性を開いていく場所があることを知ってください。」
■子どもたち
「みんな学校行ってないの?」
「僕たちみんな学校に行ってないニャン。」
「僕の夢はお花屋さんだニャン。」
「僕の夢は漁師ニャンだ。」
「僕の夢はまだないニャン。」
「そっか。僕はまだ分かんないニャン。でも、学校に行かなくても、この先真っ暗になるわけじゃないんだニャン。」
等身大の自分たちを表現したこの作品は、小中学生の部門で最優秀賞に輝きました。
■ゆうたさん(中1)
「みんなで一致団結して物を作ったというのは、すごい経験になると思います。学校に行かなくなったところで終わるわけじゃないから、自分のしたいことを精いっぱいしたらいいかなと思います。」
■只松さん
「学校に行かないことを選べたっていうか、自分の命を守っていることだと思うので、一歩踏み出してここに来て、自分らしくあることで、やりたいことが見つかったり、まだ見つかっていなくても、この瞬間楽しく過ごせているということが、きっと宝になっていると思うんです。」
放課後等デイサービス「OHANA」のOHANAとは、ハワイの言葉で「家族」という意味です。ここは、家族のようにありのままを受け入れてくれる、そんな場所です。
※FBS福岡放送めんたいワイド2024年11月20日午後5時すぎ放送