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「会社の金を使い込んでいた」「額は1億数千万円」親子の間に“金銭トラブル”か 長男が父親の遺体を遺棄した疑い 北九州市

2025年5月21日 18:11
「会社の金を使い込んでいた」「額は1億数千万円」親子の間に“金銭トラブル”か 長男が父親の遺体を遺棄した疑い 北九州市

北九州市小倉南区の資材置き場に土木建築会社の役員を務める父親の遺体を埋めたとして、46歳の長男が逮捕されました。会社の関係者は「長男は会社の多額の金を使い込んでいた」と証言しました。

■児玉悠一朗記者
「事件があったのは、田んぼや住宅に囲まれた資材置き場です。男性の遺体はシートのようなものに包まれた状態で発見されたということです。」

この事件は20日午後、北九州市小倉南区市丸の資材置き場で、土木建築会社の役員、華山龍一さん(当時87)の遺体が見つかったものです。遺体は全身を複数のシートで包まれた状態で土の中に埋められていました。

■近所に住む人
「あそこは資材庫でしょ。重機などがいっぱい置いてあるからね。」
「びっくりですね。」

遺体発見からおよそ12時間後の21日午前3時ごろ、事件は動きました。

■小倉北警察署・谷山浩一郎 署長
「会社役員男性の死体遺棄事件につきましては、被疑者を本日通常逮捕しました。」

死体遺棄の疑いで逮捕されたのは龍一さんの長男で、同じ会社の社長を務める華山龍馬容疑者(46)です。

警察によりますと、龍馬容疑者は4月18日、龍一さんの遺体を土の中に埋め遺棄した疑いが持たれています。

龍一さんはこの前日から行方不明となり、防犯カメラの捜査で龍一さんを連れ去った不審な車が現場近くに向かったことが確認されていました。

■福岡県警捜査1課・吉川一久 課長
「認否は否認です。私はやっていませんと申し立てています。」

いったい何があったのか。2人を知る人は。

■2人を知る人
「(龍一さんは)結構ワンマンなんよね。だけど従業員の面倒見はものすごく良かった。龍馬容疑者はあっさりした人。面倒見がいい。従業員のことはちゃんとしてくれる。だからびっくりした。テレビを見て。」

2人が役員を務める会社の関係者がFBSの取材に応じ、親子の間には“金銭トラブル”があったと証言しました。

『龍馬容疑者が会社の金を使い込んでいた』
『その額は龍一さんによると1億数千万円』

警察は、会社の金をめぐるトラブルが事件につながったかどうか調べるとともに、龍馬容疑者が龍一さんを殺害した疑いも視野に捜査を進めています。

最終更新日:2025年5月21日 18:11