【中学生2人殺傷】男の鑑定留置が終了　小倉南警察署に移送し取り調べを再開

2024年12月に北九州市で起きた中学生殺傷事件で、逮捕された男の鑑定留置が終了し14日から、取り調べが再開されました。

■児玉悠一朗記者
「鑑定留置を終えた平原容疑者が、小倉南警察署に戻ってきました。フードをかぶっていて、表情を伺うことはできません。」

平原政徳容疑者（44）について、刑事責任能力を調べるための3か月間にわたる鑑定留置が終了し14日午後、小倉南警察署に移送されました。

平原容疑者は2024年12月、北九州市小倉南区のファストフード店で、中学3年の男女2人を刃物で襲い、女子生徒を刺し殺した疑いなどで逮捕されています。

平原容疑者は女子生徒の殺害について容疑を否認していますが、捜査関係者によりますと「事件前、被害者2人と目が合った」という趣旨の話をしているということです。

警察は、平原容疑者が目が合ったと感じたことをきっかけに、一方的に2人に狙いをつけた可能性があるとみています。

平原容疑者への取り調べは14日から再開され、検察は4月中に起訴するかどうか判断する方針です。今回の鑑定結果や、責任能力があるかについては明らかにしていません。