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初代「門司駅」遺構どうなる 市の移築の方針に「待った」をかける修正案を可決 最大会派も賛成 武内市長「摩訶不思議」 北九州市議会

2024年3月8日 18:08

■議長
「修正案について採決します。賛成の方の起立を求めます。起立多数で可決されました。」

市議会の主要会派が賛成し、遺構を「記録保存」する修正案が可決されました。修正案に賛成した最大会派、自民党系会派の市議に聞きました。

■自民党・無所属の会 鷹木 研一郎 副団長
「記録はしていただきます。現地に遺構の保存は求めません。早急に現地に建設を求めてまいります。」

移築を行なわず、記録保存する議案が可決されたことについて、市民はどう受けとめているのでしょうか。

■市民
「そのまま残すべきと思う。残して、もっと文化の価値を高めた方がいいと思う。」
「吉野ヶ里みたいに本当に古いわけではないから、あまりピンとこない。やっぱり図書館とか新しく造ってほしいですからね。」

■武内市長
「実に摩訶不思議、摩訶不思議なことだったと思います。移築の保存は必要がないということはよく理解できました。ただ今後、スケジュールそして現地で造っていくのか、保存方法をどうしていくのか、肝になる質問にはご答弁が明瞭になかったので、非常に理解が難しいところがあったなというふうに感じております。」

北九州市による移築計画は、市議会に待ったをかけられた形となりました。武内市長は審議のやり直しを求める「再議」を行なうかどうかを含め、検討するとしています。