【中継】犬の散歩を再開した人も 地元からは安堵の声 一方で「大丈夫という気持ちにはなれない」 北九州市
北九州市のファストフード店で14日夜、中学生の男女2人が男に刺され、女子生徒が死亡し、男子生徒が大ケガをした事件です。警察は19日午前、現場近くに住む43歳の男を、男子生徒への殺人未遂の容疑で逮捕しました。
位置関係を地図で確認します。現場のマクドナルドは、モノレールの2つの駅のちょうど中間地点にあります。そこから男の自宅はおよそ1キロ、車で5分ほどのところにありました。近くには中学校、小学校があります。事件から5日、容疑者逮捕を受けて、事件現場周辺の反応はどうでしょうか。事件の現場から伝えてもらいます。元木さん。
■元木寛人アナウンサー
はい。店舗ではきょうもドライブスルーでの営業を続けています。車で利用するお客さんも多くなってきたように思います。町にいる人もきのうより増えたという印象があります。犬の散歩を再開したという人もいました。住民からは安堵の声が聞かれました。
■住民
「家に帰って鍵を閉めていました。どこも行きませんでした。怖かったですよね。捕まったと聞いてよかった。」
「小学生の子がいるので本当に心配で、ようやく捕まって。子どもは家にいて鍵をかける指導をしていた。」
「治安の良い場所なので住んでいたが、こんなこと生まれて初めて。捕まったのは安心してほっとしています。」
今回の事件を受けて警察は18日夜から、パトロールを行う警察官をさらに増員していました。現場付近だけでなく、小倉駅や周辺の繁華街モノレール車内などでも警戒を強めていました。
また、19日朝からは市の職員がおよそ1000人規模で、子どもたちの登下校の見守りを開始していました。
店の入り口の前ではきょうも花を手向ける人の姿が見られました。先ほど、小学生の男の子とともに訪れた父親に話を聞きました。逮捕されたから大丈夫という気持ちにはなかなかなれないと話していました。以上、中継でした。