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佐賀・武雄市で道路が冠水して通行止め 福岡・久留米市の耳納山では6月の観測史上最大の雨量に 

2025年6月10日 16:03
佐賀・武雄市で道路が冠水して通行止め 福岡・久留米市の耳納山では6月の観測史上最大の雨量に 

屋根をたたきつける大粒の雨。軒先からは滝のように水が流れています。

■白野寛太記者
「午前4時半の久留米駅前です。だんだん雨が強くなり、激しく地面にたたきつけています。会話の声も聞き取りづらいです。」

福岡・佐賀では10日未明から大雨に見舞われました。8日、梅雨入りしたばかりの九州北部。

活発な梅雨前線の影響で、断続的に雨が降っています。10日夕方にかけて「線状降水帯」が発生する恐れがあります。

こちらは、午前8時すぎの佐賀市内です。夜が明けてもあたりは暗く、車はヘッドライトをつけて走行しています。道路にたまった雨水がしぶきを上げていました。

佐賀市では1時間に44ミリの激しい雨を観測しました。佐賀県武雄市では、この大雨で冠水が発生しました。田んぼや道路が水に浸かり、境目が分からなくなっています。

武雄市によりますと、午前8時40分に冠水を確認。国道や県道などが通行止めになっているということです。

武雄市の隣の嬉野市では、1時間に40.5ミリの激しい雨を観測しました。

久留米市耳納山でも、午前11時10分までの12時間で171ミリの雨が降り、6月の観測史上最大の雨量となりました。

■通勤客
「 (家を)いつもより早く出ています。何かあってもすぐ動けるようにと。定時にはいないといけないので。」
「職場の周りが結構、冠水するところなので。冠水さえしなければ。」

福岡県の一部に出されていた土砂災害警戒情報は、正午すぎにすべて解除されましたが、引き続き土砂災害などに警戒が必要です。

最終更新日:2025年6月10日 16:03