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生後2か月の我が子を揺さぶりベッドに落とす 巡査長を書類送検 重い脳機能障害の後遺症を負わせた疑い 福岡

2024年11月21日 15:47
生後2か月の我が子を揺さぶりベッドに落とす 巡査長を書類送検 重い脳機能障害の後遺症を負わせた疑い 福岡

生後2か月の我が子を激しく揺さぶった上、ベッドに落とし、重い脳機能障害の後遺症を伴うケガをさせたとして、福岡県警の巡査長が21日、書類送検されました。

福岡県警によりますと、傷害の疑いで書類送検されたのは嘉麻警察署の地域課の33歳の男性巡査長です。

巡査長は2022年11月19日午後4時ごろ、福岡県嘉麻市の自宅で、当時、生後2か月の二男の両脇を両手でつかんで抱きかかえ、激しく揺さぶった上、50 センチの高さからベッドに落とす暴行を加えて、重い脳機能障害などの後遺症を伴う両側急性硬膜下血腫のケガをさせた疑いです。

巡査長は当時、妻と2人の子どもと4人暮らしで、妻と長男は外出中でした。巡査長が119番通報して二男は病院に運ばれ、その後、医師から児童虐待の恐れがあると警察に通報があり、捜査していました。

当時、救急隊に対し「おむつを替えていた時に首をひねって具合が悪くなった」と話していましたが、ことしに入って、揺さぶりを認めたということです。

「育児や仕事で疲れがたまっていた。泣きやまないことにいらだちが強くなり、二男の体を揺さぶるなどした」と話し、容疑を認めているということです。

警察は21日付で巡査長を停職6か月の懲戒処分にし、巡査長は依願退職しました。警察はこの事件以外の虐待はないとみています。

発生から2年後の立件となったことについて、警察は乳幼児が激しく揺さぶられることで脳に重度の損傷を負う「乳幼児揺さぶられ症候群」の立件は極めて難しく、多くの医師の見解を確認するなど捜査に時間がかかったとしています。

二男は現在も治療中で意識は戻っていないということです。

最終更新日:2024年11月21日 17:43