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【気象台】福岡・佐賀・長崎・大分・熊本で10日明け方~夕方にかけて線状降水帯が発生する恐れ 鹿児島では10日明け方にかけて 災害発生の危険度が急激に高まる可能性

2025年6月10日 0:51
【気象台】福岡・佐賀・長崎・大分・熊本で10日明け方~夕方にかけて線状降水帯が発生する恐れ 鹿児島では10日明け方にかけて 災害発生の危険度が急激に高まる可能性
福岡市(10日)

9日午後11時半ごろ、気象台は大雨と落雷および突風に関する情報を発表しました。

福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県では、10日明け方から夕方にかけて、鹿児島県(奄美地方を除く)では、10日明け方にかけて、線状降水帯が発生して、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

九州南部付近にある梅雨前線が次第に北上し、11日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

このため、福岡県では、10日明け方から11日にかけて大雨となる恐れがあります。前線の活動が予想より活発になった場合や、発達した雨雲の流入が続いた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。また、落雷や竜巻などの激しい突風が発生する恐れがあります。

佐賀県では、10日夕方にかけて雷を伴った激しい雨が降り、特に南部では10日明け方から朝にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る所があり、大雨となる恐れがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風が発生する恐れがあります。

10日にかけて予想される1時間降水量は多い所で、次の通りです。

■福岡県
福岡地方50ミリ
北九州地方50ミリ
筑豊地方50ミリ
筑後地方50ミリ

■佐賀県
南部50ミリ
北部40ミリ

10日午前0時から11日午前0時までに予想される24時間降水量は多い所で、次の通りです。

■福岡県
福岡地方120ミリ
北九州地方120ミリ
筑豊地方150ミリ
筑後地方180ミリ

■佐賀県
南部180ミリ
北部150ミリ

11日午前0時から12日午前0時までに予想される24時間降水量は多い所で、次の通りです。

■福岡県
福岡地方50ミリ
北九州地方50ミリ
筑豊地方50ミリ
筑後地方80ミリ

■佐賀県
南部60ミリ
北部60ミリ

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増える恐れがあります。

今後、発表される警報や注意報、気象情報をご確認ください。土砂災害や浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)については「気象庁ホームページ」などをご確認ください。

最終更新日:2025年6月10日 1:01