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「盗んだ記憶は少しある」住宅に侵入しネックレスと指輪457万円相当を盗んだ疑い 佐賀県の臨時職員を逮捕 容疑を一部否認 福岡

2024年9月25日 14:57
「盗んだ記憶は少しある」住宅に侵入しネックレスと指輪457万円相当を盗んだ疑い 佐賀県の臨時職員を逮捕 容疑を一部否認 福岡

福岡県筑後市で住宅に侵入し、ネックレスと指輪457万円相当を盗んだとして、佐賀県の臨時職員の男が25日、逮捕されました。

住居侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、福岡県柳川市に住む佐賀県の臨時職員、新谷昌一郎容疑者(45)です。

警察によりますと、新谷容疑者は4月12日午後2時ごろ、福岡県筑後市で75歳の男性の住宅に侵入し、妻のネックレスと指輪、合わせて14点、457万円相当を盗んだ疑いです。

当時、妻は外出中で、妻の母親と男性が昼寝中でした。2日後、妻がネックレスと指輪がなくなっていることに気づき警察に被害届を出しました。周辺の防犯カメラに自転車に乗る姿が映っていて、新谷容疑者の関与が浮上し、およそ5か月後の9月25日、逮捕したものです。

警察の調べに対し「盗んだ記憶は少しありますが、場所や点数までは覚えていない」と話し、容疑を一部否認しているということです。

新谷容疑者と被害者に面識はなく、新谷容疑者は家のインターホンを鳴らして応答がなく、玄関に鍵がかかっていなかったため侵入したと話しているということです。周辺の家で同様の被害は確認されていないということです。

家にいた2人はそれぞれ1階と2階で寝ていて、盗まれたネックレスなどは2階の鏡台の中に保管されていました。警察は新谷容疑者の自宅や車を捜索し、被害品のうち5点を発見しました。

警察が動機や、残りの被害品の行方を調べています。

佐賀県によりますと、新谷容疑者は事件後の7月に会計年度任用職員として採用され、農林水産部 農業試験研究センターに所属しているということです。

佐賀県は「県民の信頼を損なうことになったことは誠に申し訳なく深くお詫びします」とコメントしています。