保育施設と高齢者施設で計47人の感染性胃腸炎の集団発生 ノロウイルスを検出 福岡市
福岡市は、市内2つの保育施設と1つの高齢者施設で、計47人の感染性胃腸炎の集団発生を確認したと発表しました。
福岡市によりますと、4月17日から5月9日にかけて、東区の保育施設で0歳から5歳までの園児22人、西区の保育施設で0歳から4歳までの園児11人、東区の高齢者施設で70代から90代の入所者8人と、20代から50代の職員6人が、嘔吐や下痢、発熱、腹痛の症状を訴えました。
このうち3人からノロウイルスが検出され、市は感染性胃腸炎の集団発生とみています。
重症者はおらず全員、快方に向かっているということです。
ノロウイルスは、汚染された二枚貝などを生や不十分な加熱で食べることなどにより感染します。感染した人の便や吐いたものを片づける際に、二次感染することもあります。
市は二枚貝などを調理する際は十分に加熱して、調理の前、トイレの後、食事の前にはよく手を洗うこと、タオルは清潔なものを使うことを呼びかけています。