【九電】玄海原発で作業員が内部被ばく 手袋を外して顔を触ったか マスクを外す際に鼻の下に付着→吸入した可能性も

玄海原子力発電所3号機で、男性作業員が内部被ばくした問題で、九州電力は原因と対策を発表しました。
この問題は10日、玄海原発3号機で、原子炉容器のふたの清掃作業をしていた男性作業員に内部被ばくが確認されたものです。
作業員の被ばく量は国への報告が必要となる量の250分の1で、12日に受診した際に身体に異常はないとされています。
九州電力が調査した結果、作業員のマスクや防護服に損傷などはありませんでした。着脱の手順も適切だったものの、放射性物質が付着したゴム手袋を外したあとに顔付近を触ったことが、内部被ばくの原因とみられるとしています。
また、マスクを取り外す際に鼻下に放射性物質が付着し、それを吸入した可能性も否定できないとしました。
九州電力は今後の対策として、汚染レベルの高い作業エリアを出たあとに、ゴム手袋の内側に装着した綿手袋を交換することや、マスクを取り外す前に表面の拭き取りを行うことにしています。
最終更新日:2025年5月20日 20:17