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広島の夏の味覚 小イワシ漁が解禁 脂がよくのって大ぶり

2025年6月10日 20:10
広島の夏の味覚 小イワシ漁が解禁 脂がよくのって大ぶり

夏を前に、瀬戸内の風物詩「小イワシ漁」が10日、解禁となりました。去年に比べ一回り大きなサイズで、早速、買い求める人の姿がありました。

広島の夏の風物詩、シラスと小イワシ漁が解禁です。呉市蒲刈の沖合では午前5時半からシラス漁が始まり、2時間ほどで約800キロを水揚げしました。

■石野水産 石野忠勝社長
「いいサイズですし混じりけも少なくておいしい”ちりめん”がとれたと喜んでいます」

広島市中央卸売市場では、宮島沖で水揚げされた小イワシが競りにかけられました。今年は例年と比べて脂の乗りがよく、大ぶりで、価格は1キロあたり約1000円でした。

■広島水産 鮮魚部 東邦彦 次長
「期間限定の夏の風物詩の味を皆さん楽しみにお待ちになっておられるので今年も胸を張ってお届けしたい」

広島市内のスーパーでは…

■宮脇靖知リポート
「こちら一般の売り場でも小イワシ漁解禁の知らせです」

競り落とされた小イワシは午前8時から店頭に並び、待ちわびた客が買い求めていました。

■客
「きょうを楽しみにしていた」
Qどんな風にして食べたい?
「もちろん刺身」
■客
「形がいい。刺身には十分いける」

こちらのスーパーでは、7月まで店頭に並ぶということです。

9日に梅雨入りした広島。暑さが増すこれからの時期に注意したいのが「食中毒」です。広島市内のこちらの店では1日約800個の弁当を販売しています。食中毒を起こさないよう、調理したあとの食材は専用の機械に入れ、一気に熱を取ります。

■たかもり 伊木 英人 副社長
「菌が繁殖しやすい温度帯を一気に駆け抜けさせて菌の増殖を減らす」

容器に入れる時も温かいご飯を先に入れて余熱を取ってから、おかずを詰めるようにしています。

■たかもり 伊木 英人 副社長
「常温は繁殖しやすい温度帯で湿気もあるし弁当に入れても熱がこもって蒸気がつきにくいということで対策している」

広島市では注意喚起として「食中毒予防の三原則」を示しています。
①菌を付けないように食材は分けてバックに入れましょう。
②菌を増やさないように冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫はマイナス15度以下に保ち、詰めすぎて温度が上がらないよう気を付けて。
③そして加熱もしっかり。75℃、1分間以上加熱し温め直す時もしっかり火を入れるよう心がけてください。
(2025年6月10日放送)

最終更新日:2025年6月10日 20:10