公立高校入試の“併願制”に「国と連携し情報収集」広島県教委教育長
公立高校の入試をめぐり、政府が複数の高校に出願できる「併願制」の導入を検討していることについて広島県教育委員会の篠田教育長は、国とも連携し情報収集していく考えを示しました。
現在、公立高校の入試は、多くの都道府県で受験生が1つの高校にしか出願できない仕組みとなっていますが、政府は複数に出願できる「併願制」の導入についても検討しています。
9日、広島県教委の篠田教育長は一般論としたうえで、併願制の利点を次のように述べました。
■県教委 篠田智志教育長
「志願者側としてはより多くの選択肢をもって、高校受験あるいは進学というのを考えることができるということはあると思います」
一方、問題点については。
■県教委 篠田智志教育長
「必ずしも自分自身が志願しないあるいは曖昧なまま複数の進路希望を選択することによって、結果として意義のある進路選択に繋がらない可能性もある」
篠田教育長は「併願制」の具体的なイメージについて国と連携をとりながら、情報収集していきたいとしています。
【2025年5月9日放送】