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少年剣道で日本一! 阿南市のチームが最後の合同練習【徳島】

2025年4月22日 18:45
少年剣道で日本一! 阿南市のチームが最後の合同練習【徳島】

3月末、大分県で行われた少年剣道の全国大会で、県代表の合同チームが日本一に輝きました。

阿南市で剣道に励む選手で作られたこのチーム。

最後の合同練習に、カメラが迫りました。

「1 、2 、3 、4」

阿南市チーム。

日本一の剣士 最後の合同練習

メンバーは、阿南市内の3つの道場に所属する小学生5人。

県大会で優勝を収め、県代表チームとなりました。

(阿南市チーム・河田清実 監督)
「今年のチームは、ずば抜けて強いチームではなかったんですけれども」
「本当に団結力がすごい、良いチームでありました」

3月28日から30日にかけて行われた全国大会。

全試合が接戦となるも勝ち続け、各都道府県の代表ら48チームが集う中で、日本一に輝きました。

県剣道連盟によりますと、県代表小学生チームの全国制覇は初めてとのことです。

(阿南市チーム・那賀川中学1年 宮武颯詩 主将)
「絶対に負けたくない、という気持ちで試合に挑みました」

(阿南市チーム・那賀川中1年 大西光 選手)
「優勝した時は実感が湧かなくて、頭に嬉しいという言葉だけしか出てきませんでした」

(阿南市チーム・富岡小6年 岩浅詩 選手)
「負けた時でも助け合ったり、取られて取り返してきてくれたり」
「信頼できるチームメイトだったと思います」

この日、阿南市那賀川町で最後のチーム合同練習が行われました。
日本一の剣士たち。

全国大会に向けて2025年2月末から週2、3回の合同練習、さらに岡山県や兵庫県の練成会などに度々足を運んできました。

監督を務めたのは、剣道の最高段位、八段を持つ名将河田清実さん70歳です。

(阿南市チーム・河田清実 監督)
「上からストンと伸ばして、竹刀の先でパチパチパチ先をビュッと」
「光はな、 左手が上がってない。低いからこないなんよる『左手を』上げて上からトンって伸ばす」

団体戦で中堅を務めた、大西光選手。

4月から那賀川中学校に進学し、剣道部でレギュラー定着に向けて日々練習に励んでいます。

チームのキャプテンを務めた、宮武颯詩選手。

決勝戦では、得意の面技で優勝を決定づけました。

大西選手と同じ、那賀川中学校剣道部で剣を磨いています。

このほか、髙橋明里選手と岩浅詩選手、野村拓未選手が同じ道場で稽古に励んでいます。

(阿南市チーム・河田清実 監督)
「ちょっと窓開けてくれるか、暑いね きょう」

この日、阿南市の最高気温は25度となる夏日。

剣士たちは暑さにも負けず、午後2時からおよそ1時間最後の練習を行いました。
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監督から最後の言葉
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