「県 徳島市 JR四国の3者で協議」 文化センター跡地にある市の土地返還で鉄道高架事業は【徳島】

徳島県が検討している鉄道高架事業では、新ホールの整備場所を徳島市の藍場浜公園西エリアに変更するとともに、現在はJR徳島駅北側にある車両基地を文化センター跡地に移転するとしています。

しかし文化センター跡地に関しては、この場所へ県立ホールを作ることを前提に、徳島県と徳島市が協定を結んでいて、これにより県は市の土地を無償で譲り受けました。

2月18日、後藤田正純徳島県知事は県議会の席上、文化センター跡地について結ばれた旧来の県市協定を終了させる方針を表明、新たな協定を結びなおす考えを示しました。

徳島市から譲り受けた土地については、市が求めた場合、これを返還するとしています。

27日に開かれた徳島県議会の県土整備委員会では、土地を徳島市に返還した場合、鉄道高架事業や車両基地移転にどんな影響があるか質問がありました。

質問に対し徳島県の担当者は、鉄道高架事業は徳島県と徳島市、JR四国の3者が協議して決めていくものだと述べました。

（徳島県都市計画課まちづくり室 桂野孝室長）
「3者協議を今後進めるなかで、ある程度まとまった段階で県議会・市議会に諮りながら、議論を踏まえながら事業を進めたい」

徳島県の担当者はこのように述べ、3者が協議を進める中で車両基地移転場所として文化センター跡地の活用を検討していくとしました。