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「保育料無償化を見据え 県独自の支援策に着手」 県議会代表質問で知事らが諸課題について議論【徳島】

2024年12月4日 18:32
「保育料無償化を見据え 県独自の支援策に着手」 県議会代表質問で知事らが諸課題について議論【徳島】
徳島県議会11月定例会では12月4日から代表質問が始まり、子育て支援や大阪関西万博、それに新アリーナ整備などの諸課題について議論が交わされました。

(後藤田正純徳島県知事)
「0歳から2歳までに対し。第一子からの保育料無償化を見据え、本県独自の支援策に着手する」

これは、県議会自民党の岡本富治議員の質問に後藤田知事が答えたものです。

岡本議員が「国に先駆けた、子育て施策を打ち出して欲しい」と要望したのに対し、後藤田知事は、妊娠、出産、子育てと、切れ目のない支援を進めていきたいとして、今後は一部保育料の無償化を見据えた支援策を打ち出す方針を明らかにしました。

(県議会自民党 岡本富治議員)
「徳島県は万博主催者の一員でありますから、国内外から実際に来県してもらう施策が大事だ」

(後藤田正純徳島県知事)
「徳島県ブースにお越しいただいた方を対象に、関西から徳島にアクセスする高速バス、フェリーの交通料金を割引し、500円のワンコインで来県できる『来るぞ万博 行くぞ徳島 ワンコインキャンペーン』を実施する」

後藤田知事がこう述べたように、徳島県では万博の徳島ブース来場者を対象に高速バスなどを割引し、徳島まで500円で来られるキャンペーンを実施します。

また、徳島阿波おどり空港に到着する海外からの来場者についても、万博会場まで500円で行けるようにし、国際定期便の搭乗率向上を目指します。

また、マリンピア沖洲について、2025年度に海面部分を埋め立てるための現地調査に着手する方針を打ち出しました。

埋め立てにより、新たな企業誘致に必要な用地を確保するということです。

プロバスケットボールの試合などが行われる、新アリーナについても言及がありました。

(県議会自民党 福山博史議員)
「アリーナの整備は、計画的にスピード感を持って進めるべきと考えます」

県議会自民党の福山博史議員はこのように述べ、アリーナ建設をどのように進めるかを質しました。

これに対し志田敏郎副知事は、「アリーナ建設は地方創生の起爆剤になる」とした上で、次のように述べました。

(志田敏郎副知事)
「建設用地を確保する上での諸条件、早期実現の可能性を見極めつつ、立地場所の検討を進めたい」

最後に「とくしまマラソン」について、スタートから20年の記念大会となる2027年をめどに、コースの変更を検討する考えが示されました。
最終更新日:2024年12月4日 20:56

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