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成果はどうだったのか 生徒主体で行われた県立学校での校則の見直し結果を報告【徳島】

2023年11月8日 18:58
成果はどうだったのか 生徒主体で行われた県立学校での校則の見直し結果を報告【徳島】

徳島の県立学校で進められている校則の見直しについて、作業を終えた生徒らが、8日、徳島県庁を訪れました。

(佐々木聖夏フィールドキャスター)
「今回の校則の見直しのポイントは、生徒主体で行うということです。一体どんな風に変わったのでしょうか」

報告会には、徳島北・鳴門・名西・阿波の各高校の生徒と後藤田正純徳島県知事、榊浩一教育長らが出席しました。

県教育委員会は今年1月、国の動きに伴い県立学校に対し生徒主体で校則を見直すよう通知、これを受け、10月末までに各学校で見直しが行われ、その成果が報告されました。

(徳島北高校の生徒)
「『スカートの丈についての規定を廃止するべき』、また『ピアスを許可してほしい』との意見もありましたが、反対多数で否決されました」

(鳴門高校の生徒)
「『靴下の色制限をなくしてほしい』という要望に対しては、現状の規定の一部を見直し、グレーが追加されました。『男女交際は常に節度を保つこと』に関して、LGBTQの観点から表記を改めるべきという要望に関しては、男女交際に関する項目が削除されました」

このほか、名西高校では来年度から男子のセーターを導入することを決定。

また、阿波高校では防寒着の着用や靴下の制限など、生徒が提案した4つの項目について、現在の校則を一時的になくす試行期間を設けることとしました。

(後藤田正純徳島県知事)
「自分の頭で考えて、自分でルールを決めて、自分で切り開いていくという一つの体験をしてもらった。社会に出ても、その思いをしっかり引き継いでもらいたい」

新たな校則や見直しの過程は、各学校や県のホームページから確認することができます。