徳島市教育委員会が小学校の教員用指導書などの物品を議会の承認を得ず購入【徳島】
徳島市教育委員会が小学校の教員用指導書などを、
議会の承認を得ないまま契約し購入していたことが分かりました。
市では、今後これらの契約について承認を求める議案を提出する方針です。
徳島市教育委員会によりますと、
市では3000万円を超える物品の購入には、
議会の承認が必要と条例で定められています。
しかし、教科書の改訂期に合わせ購入した
小学校の教員用指導書などにおいて
2015年度と2020年度、それに2024年度で合わせて6件、
それぞれ3000万円を超える契約を結んだものの、
議会の承認を得ていませんでした。
近年のデジタル教科書の導入により
契約金額が大幅に増加したことが原因で
総額は2億8044万円あまりとなっています。
全国の自治体で同様のケースが起きていたことを受け、
市で調査し判明しました。
徳島市教育委員会は、
「認識不足から生じたことで大変申し訳ない。
条例の周知徹底をするなどして 再発防止に向けて努めたい」
とコメントしています。
これを受け市では、
ほかに該当する事例がないか市役所全体で調査しており、
終わり次第、議会にこれらの契約について
承認を求める議案を提出する方針です。