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プロ野球ドラフト会議で11年連続指名 徳島インディゴソックスの育成力の秘密に迫る【徳島】

2024年2月8日 20:30
プロ野球ドラフト会議で11年連続指名 徳島インディゴソックスの育成力の秘密に迫る【徳島】
去年のプロ野球ドラフト会議で11年連続指名、さらには球団史上最多の6人同時指名という快挙を成し遂げた徳島インディゴソックス。

今や「NPBに最も近い球団」と言われるほど、圧倒的な実績を残し続ける理由はどこにあるのか。

その育成力の裏にある秘密に迫ります。


■2月1日に新チームが始動した徳島インディゴソックス




新たにチームに加わったのは全体の半数以上の21人。

彼らはなぜ、徳島を選ぶのか?


(新入団 工藤泰成 投手(22))
「育成が良くて、プロもたくさん出しているし、野球に集中できる環境もある」


■チーム結成20年目のインディゴソックス、その最大の特徴は…



ドラフトで指名された選手が圧倒的に多いこと。

これまでにNPBに送り出した選手は30人。独立リーグの中では、飛びぬけています。

2013年からは11年連続の指名で、26人をNPBに輩出。

特に去年のドラフトは記録ずくめとなり、独立リーグでは過去最高順位の2位指名を含む、球団史上最多の6人が指名を受けました。

徳島インディゴソックス 南啓介 代表(41))
「去年の6人はインパクトがあった。なおかつ、2位がいたり」

球団の南啓介代表は、NPBに入れる素質があるどうかを基準に、選手をスカウティングし、育成、NPB入りを目指す集団を作り上げてきました。

その方針は一貫していて、魅力を感じた選手が全国から集まるようになってきました。

(徳島インディゴソックス 南啓介 代表(41))
「(入団選手は)紹介が非常に増えてきた。選手のつながりや高校、大学の監督から徳島でやらしたいと連絡くれるケースが増えてきた」


■さらに選手たちの質にも変化が…



チームを率いて3年目の岡本哲司監督は。

(徳島インディゴソックス 岡本哲司 監督(監督就任3年目))
「(Q.入団する選手の質が上がってきている?)良いと思います。本当に粘れて目標を見据える選手が多くなってきた。体の動きも良く、実績のある選手が増えてきたが、1番良いのは考え方と気持ちが一致している」

NPB入りを目指す選手を後押ししようと、球団は環境整備を惜しみません。

(徳島インディゴソックス 南啓介 代表(41))
「今、選手たちが徳島に振り向いてくれている時に次の一手を打たないと」

去年8月、徳島市にオープンした「インディゴ・テクニカル・ファクトリー」もその1つ。

球団が運営する室内練習場で、ブルペンが3か所、バッティングレーンが6か所あります。

課題だった夜間や雨天の際の練習も存分にできるようになりました。

(徳島インディゴソックス 白川恵翔 投手(22・5年目))
「雨の日でも投げられるのはすごい助かる」

(徳島インディゴソックス 角井亮太 内野手(23・2年目))
「ある時とない時で練習内容が変わったりするので、ここが出来てからかなり充実している」

さらに、選手たちをフィジカル面でサポートしているのが、北島町にある「インディゴコンディショニングハウス」。

データに基づいた科学的なフィジカルトレーニングとトレーニング後の治療が受けられる球団の提携施設です。

その評判は全国に鳴り響いていて、NPBの名だたる選手らが利用しています。

この日も指導を受けるため、県外から高校球児が訪れていました。

(香川から来た高校生投手)
「香川県の尽誠学園高校からきた。夏の大会まで3か月という所で、135キロだったのが141キロまでもっていけた」




指導を行っているのはベースボールトレーナーで、施設の殖栗正登代表です。

殖栗さんは、この11年でインディゴソックスからNPB入りを果たした26人全員のトレーニングを指導をしてきました。

指導を受け、1年も経たないうちに球速が10キロ以上上がったピッチャーが何人もいます。

(ベースボールトレーナー 殖栗正登 代表)
「僕に仕事が来るのは球速。阪神にドラフト2位で行った椎葉。一番最初の入団テストを受けに来た時が(最速)142キロ。去年9月で159キロまで来たので、15キロ以上上がった」

急成長を導いているのは、運動力学に基づいた適切な指導です。

(ベースボールトレーナー 殖栗正登 代表)
「145gの硬式ボールに、125ジュールという(運動)エネルギーを加えることができたら、150キロでボールが進む」

150キロの速球を投げるにはそれ相応の運動エネルギーが必要で、エネルギーを生み出すための体重の目安は85キロ。

次に、体重移動に必要な瞬発力は垂直飛び80センチが目安です。

そして、それらのエネルギーをロスなくボールに伝える投球フォーム。

殖栗さんによりますと、この3つの要素が揃うと150キロの球を投げられるようになるということです。

個人個人の体力測定の結果に応じて明確に数値目標を定め、必要なトレーニングメニューを組むことで、短期間で多くの選手の潜在能力を開花させてきました。

(徳島インディゴソックス 池戸昇太 投手(24・3年目))
「知らないことがここでは飛び交っている。特に僕はフィジカルをすると球速に反映されると言ってくれるので、目標が明確になる」

(ベースボールトレーナー 殖栗正登 代表)
「インディゴソックスの練習量って普通じゃない。どれだけ本人がプロに行きたいか、本人の意思の強さ。普通じゃない量をこなすだけの覚悟がなければ、(ドラフトまでの)7か月で自分を変えるのは不可能」

「トレーニングはうそはつかない」ということを証明し、それがまた、次の育成につながる好循環。

(徳島インディゴソックス 南啓介 代表(41))
「究極は毎年ドラフト出るとか、(徳島から)メジャーリーガーが出るのが夢」

今年のスローガンは「未知への挑戦」。

選手一人一人のハングリー精神とたゆまぬ努力でさらなる高みを目指します。

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