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「家の耐震大丈夫?」いつかくる南海トラフ巨大地震に備え 診断に自治体補助も

2025年4月4日 21:18
「家の耐震大丈夫?」いつかくる南海トラフ巨大地震に備え 診断に自治体補助も
耐震診断ってどうやるの?

いつ起こるかわからない「南海トラフ巨大地震」。国は新たな被害想定を公表しました。死者数は最大で約29万8000人。建物被害は最大約235万棟、避難者の数は1230万人にのぼります。

■福和伸夫 名古屋大学名誉教授
「自らの命は自らが守るという意識のもと、国民の皆様方には住宅の耐震化や備蓄、避難行動に可能な限り取り組んでいただきたい」

大きな災害から命を守るため、あなたの自宅の「耐震」は大丈夫ですか?防災士の「しほママ」柳原志保さんがわかりやすく紐解きます。

(緒方太郎キャスター)
まずはみなさんと一緒に約13年ぶりに見直された県内の被害想定を見ていきます。いずれも最悪のケースで、県内では7つの自治体で震度6弱。赤色が震度5強。黄色が震度5弱となっています。さらに、最大の津波の高さは天草市の4メートルで死者数は約100人。負傷者の数は約2900人。全壊・焼失する家屋が約3000棟。半壊が約2万棟。避難者の数が約43000人となっています。この被害想定について県の担当者は次のように受け止めています。

■熊本県危機管理防災課・増永博和 審議員
「人的被害が出る場合、熊本の場合は津波が想定されていますので、安全な場所に速やかに落ち着いて避難していただくのが重要だと思っています。行政としてはいろいろな制度があります。耐震診断などでどういった効果があるというのを周知することが大事だと思っています」

(緒方太郎キャスター)
「しほママの防災術」テーマはこちらです。

(防災士・柳原志保さん)
「あなたの家の耐震、大丈夫ですか?」。必要だとはわかっていても、どうやってしたらいいか、わからない人もいるのではないでしょうか。実はわたし、半年前から「耐震」に踏み出しているんです。

【VTR】
中古の一軒家をリフォームするにあたって、去年、専門の業者に耐震の診断をお願いしました。

■耐震診断士
「耐震性を気にするお客さんが増えてきていますけど、『この家は耐震工事していますか?』とかそういう依頼は増えています」