「物価高の中でありがたい」 富山大学で学生支援を目的 “100円カレー”
コメの価格高騰が続く中、富山大学では学生を支援しようと食堂で1食100円のカレーの提供を始めました。
学生たちからは「物価高の中でありがたい」といった声が聞かれました。
佐伯キャスター
「多くの学生でにぎわう富山大学の学生食堂。皆さんのお目当てはカレーライス。なんと100円で提供されています」
備蓄米の販売が始まったとはいえ、コメの価格は高止まりしています。
そんな中、富山大学ではきょうから1食100円のカレーの提供が始まりました。
来月末までの火曜と木曜限定で、対象は富山大学の学生です。
前日にスマートフォンなどから申し込み、抽選で当選した300人が100円で購入できます。
修士2年男子
「自分で作ろうと思うと、どうしても100円超えてしまう。100円で食べられるのはうれしい」
学部3年男子
「おいしいです。ありがたいなあと思います」
学部1年男子
「野菜が高かったり卵が高かったり、いろんなところで物価高感じます。100円だといつも食べられなかった1品を足すことができたりして満足度が上がってうれしいです」
この事業には富山大学で実施されている施設の命名権=ネーミングライツ事業の資金が活用されているということです。
齋藤滋学長
「ネーミングライツ事業は学生さんの生活のための補助という形で行っている。最近物価がすごく上昇している学生の支援になればありがたい。支援していただいたスポンサーにも感謝」
また同じく富山大学のキャンパス内ではきょうから無人直売所の運用も始まりました。
富山市内の生産者の野菜を手頃な価格で販売していてキャッシュレス決済で購入できます。
さらに生産者と消費者の双方がスマートフォンから在庫状況を確認できます。
学生
「安くて使いやすいです」
堀田裕弘教授
「野菜もすごい高い。そんな中、家計の足しになればいいかな。生産者さんの協力が大切でありがたい」