どう保管?政府備蓄米 富山県内でも倉庫に カメラ潜入
コメの価格高騰を受け政府は備蓄米の放出を公表しました。
この備蓄米は富山県内にも保管されています。
国から管理を委託されている県内の企業がKNBの取材に応じ、倉庫の内部を公開しました。
助田記者「県内にある倉庫です。うずたかく米が積まれています。これらすべて備蓄米です。」
県内に複数ある備蓄米倉庫のひとつです。
国から委託された民間企業が管理していますが、詳しい所在地や企業名は非公表となっています。
この倉庫にはおよそ4100トン、13万袋の備蓄米が保管されています。
この倉庫を管理する企業では2つの倉庫で合わせておよそ9100トンを保管していて、銘柄は富山県産のコシヒカリやてんたかく、てんこもりが中心です。
倉庫の担当者「倉庫の温度を15度以下湿度も60パーセントから65パーセントの範囲で保管しています」
備蓄米は大規模な災害などで供給量が大幅に減少した際に活用されます。
県内では毎年各地で栽培されていて去年は1848ヘクタールで作付けされました。
政府は全国、およそ300か所の備蓄米倉庫で91万トンを保管していて、コメの価格高騰を受け、最大21万トンの放出を公表しています。
この倉庫の備蓄米が今回の放出対象となるかは未定ですが倉庫の担当者は「食卓に安くおいしいコメが届いてほしい」と話していました。
初回の放出分は来月下旬から4月上旬にも店頭に並ぶ見通しです。