【生中継】高岡市の伏木曳山祭 あす「曳き回し」と「かっちゃ」
高岡市の伏木曳山祭は、あす「曳き回し」と山車をぶつけ合う「かっちゃ」が行われます。
能登半島地震の影響で今年は地区外からの来場者を呼び込まない方針ですが、去年より規模を拡大して開催されます。
今夜、曳山のライトアップが行われる山倉前から中継で清水記者がお伝えします。
高岡市伏木本町の曳山を保管している山倉に来ています。
こちらではこのあと午後7時から2時間、曳山のライトアップが予定されていて、7基のうち6基が並んでいます。
伏木曳山祭は、200年以上の歴史がある伝統の祭りです。
しかし、ここ伏木地区は去年元日の能登半島地震で液状化による大きな被害を受けました。
そのため、去年の祭りは規模を縮小しての開催となりました。
こちらは去年の曳き回しの様子です。
道路には亀裂や段差があり、順路は安全が確認できた所に限定され、従来の4分の1ほどに縮小されました。
曳き回しを行わなかった町もありました。
一方、あす行われる今年の曳き回しでは、2年ぶりに7基全てがそろい順路も少し広がります。
そして伏木曳山祭と言えば、「けんか山」として知られる夜の「かっちゃ」です。
去年は無観客で行われ、参加したのは4基のみ。
会場も、従来の2か所はいずれも安全性が確保できないとして、山倉前での実施となりました。
今年の「かっちゃ」は2年ぶりに、地震前と同じ6基が参加します。
会場は1か所のみですが、本町広場に戻って開催されます。
ただし祭りの実行委員会は、今年は地域住民のための祭りとして実施していて、伏木地域外からの来場は控えるよう呼びかけています。
液状化被害からの復旧・復興が進められている伏木地区では、能登半島地震以前の状態にはまだ戻っていませんが、今年の祭りは、去年よりも規模を拡大して実施されます。
今年の祭りを運営する当番町は上町です。
伏木曳山祭は、あす日中に「曳き回し」。そして夜に山車をぶつけ合う「かっちゃ」が行われます。
先ほどもお伝えしましたが主催者側は、今年の祭りを地震の影響を受けた地域住民の活力につなげるためのものとしています。
今夜のライトアップを含め、伏木地域外からの来場は遠慮してほしいと呼びかけていて、あすの「かっちゃ」の様子はYoutubeの配信などで楽しんでほしいとしています。