砺波のアユ料理店 新会社が事業承継「郷土の味を守りたい」

経営者の高齢化などから続けることが難しくなった砺波市のアユ料理店を若い世代が作った新しい会社で引き継ぐことが決まりました。
砺波市太田でおよそ20年にわたって庄川の天然アユを提供してきた「魚安」は、店主が76歳と高齢になり、親族で店を継ぐ人もいませんでした。そこでファンも多い「魚安」を新しい会社が事業承継することが決まりました。
今月17日に設立された「AYU BLUE」は、県内で農業や移住定住を進める「とやまのめ」の代表理事、中谷幸葉さん32歳が代表取締役を務めます。「魚安」の従業員をひきつづき雇用するほか、とやまのめのスタッフで22歳の大学生が社員となり技術などを習得する予定です。
「AYU BLUE」中谷幸葉 代表取締役
「新しい視点が加わることでいっそう(魚安の)魅力を発揮できるのではないか」
富山県内でとやまのめがサポートする事業承継は2件目となります。
最終更新日:2025年4月23日 20:46