2023年度 児童相談所 児童虐待相談・対応 1000件超える
2023年度に富山県内の児童相談所での児童虐待の相談・対応件数は1000件を超え過去2番目に多くなりました。
県によりますと、2023年度の児童相談所での児童虐待の相談・対応件数は1054件で、前の年度から200件近く率にして22パーセント増えました。
1990年度に調査を開始してから2番目に多くなっています。
このうち心理的虐待がおよそ7割を占め身体的虐待と、ネグレクトと呼ばれる保護の怠慢・拒否が続きます。
主な虐待者は「実の母」がおよそ半数で最も多く、ついで「実の父」が4割余りでした。
件数の増加について県は、県民の関心が高いことや、関係機関がいち早く情報共有していることなどが考えられるとしています。
県は新年度、富山駅前に4つの相談機関を集約した新たな施設を立ち上げるほか、法的対応の強化などを整備し、児童虐待の予防や早期発見・対応に努めるとしています。
最終更新日:2025年4月26日 17:40