売れ行き好調 備蓄米 富山県内の店頭にも
コメの価格高騰を受け、政府が放出した備蓄米が県内の一部の小売店で並び始めています。
5キロあたりで県産米より800円以上安い店もあり、売れ行きは好調だということです。
滑川市の「PLANT-3 滑川店」です。
武道キャスター
「こちらの店舗の一角にあるのが5キロの備蓄米です。開店当時には20袋ありましたが、 3時間ほどで残り少なくなっています」
店内で販売されていた備蓄米は5キロで税込み3434円。
パッケージには国内産複数原料米の「徳用ブレンド米」と表示され、今月精米されたことも記されています。
店では、福井県の本社から今月初旬に80袋を入荷しましたが、2日間で完売。
今月19日に再び同じ量を再入荷しました。
売れ行きは好調だという事です。
客「あ、これ備蓄米なんですね。ちょっとよく分からなかったんですけど」
記者「値段を見て?」
客「まあそうですね。やっぱり値段は結構。味も楽しみに試してみようかと思います」
平賀洋平店長
「ブレンド米という事になりますので、ちょっとお客さんの関心は低いかなと思っていたんですけど、ふたを開けてみるとお客様は値段と言ったところを大きく気にされているのかなと思いました」
また、アメリカからの輸入米も並んでいます。
こちらは5キロ税込3866円と備蓄米よりも割高です。
平賀店長
「輸入のコストとか、なかなか安く仕入れられる状態では無いんですが、少しでもまずはお米が不足しないことをお客様に安心感を与えるためにしっかり品物を揃えているといった状況であります」
きょう、この店に並んでいた県産米「コシヒカリ」5キロは税込み4298円や4514円で販売されていました。
去年の同じ時期と比べて2倍近くに値上がりしていて今年の年明けから品薄状態が続いているということです。
一方、全国の備蓄米の大半はJA全農が落札しましたが、県内で全農系の米の卸しを行うJAライフ富山は「備蓄米は入荷しておらず、入荷の予定もない」としています。