富山県内初の「3X3」プロチーム あす開幕リーグ戦前に意気込み
今年3月に富山県で初めて発足した3人制バスケットボールのプロチームが、あす開幕するリーグ戦に臨みます。
チームに所属する県出身の2人の選手の意気込みです。
富山県で初めての3人制バスケットボール「3X3」のプロチーム「TGP FORCEPICE」。
メンバーは7人。あす開幕するリーグ「3XS」に所属します。
「3XS」は2022年に発足した国内プロリーグ。優勝チームは世界大会への挑戦権が得られます。
「3X3」は通常のバスケットボールコートの半分を使い試合時間が10分と短く、よりスピーディーな攻防が若者などに人気です。
オリンピックでも2021年の東京大会から実施されています。
喜入大地選手
「2部からのスタートになるんですけど、勝って勝って勝ちまくって1部に昇格して、世界大会への切符をつかむっていうところが結果的な目標になっていて」
こう話すのはキャプテンの喜入大地選手。
富山市出身の30歳、呉羽高校女子バスケットボール部の顧問を務めています。
喜入選手
「僕はプレーヤーとして、第一線でまだまだ一生懸命やってますんで、プレーヤー目線で指導できるってことで学校現場の指導というところにも生きているのかなと思います」
喜入選手は筑波大学バスケットボール部で1学年下の日本代表・馬場雄大選手とともにプレー。
大学院卒業後は教員を務めるかたわら、関東や石川の3X3チームに所属。
日本選手権ベスト8に2度進出するなど活躍しています。
今回、地元・富山でプロチームを立ち上げた理由は。
喜入選手
「3人制も今オリンピック種目になっていて、スピード感、迫力、魅力がパンパンに詰まっている中で、それをもっと富山県の人たちに実際に見てもらって、子どもたちが実際にプレーして3X3をもっと富山県で広げたいという思いがあって」
そして大﨑紳矢選手も富山市出身です。
bjリーグの新潟アルビレックスBBでプレーした経験のある大﨑選手。
大﨑紳矢選手
「若い選手が多いので、見本になれるようなプレー以外でも、道標になれるような存在になりたいなと思ってます」
大﨑選手の弟は、サッカーのカターレ富山でもプレーした大﨑淳矢選手。
兄弟そろってスポーツで富山を盛り上げます。
大﨑選手
「オールドルーキーって自分で言ってますけど、他の選手からも学びたいと思っています」
あすから始まるリーグ戦に向けて練習を重ねているメンバー。
リーグ戦で勝ち進めば目標である世界大会への挑戦権が得られます。
大﨑選手
「チームとしては富山から世界へ世界大会出場を目標に頑張っていきたいと思います」
富山から世界へ新たな挑戦が始まります。