高岡商業出身 巨人・山田投手 1軍初登板で好投

きのう行われたプロ野球の巨人対ソフトバンクの交流戦で高岡商業高校出身、巨人の山田龍聖投手が1軍初登板を果たしました。
2021年にドラフト2位で入団するも、去年オフに育成契約となった山田投手。
苦労の末の1軍デビューは、結果を残す投球となりました。
きのう行われたプロ野球セ・パ交流戦ソフトバンク対巨人の試合。
2回に巨人先発の井上が危険球で退場となり1アウト満塁の大ピンチにマウンドに上がったのが高岡商業高校出身の4年目左腕・山田龍聖投手です。
山田投手は高校時代甲子園に出場。
3年生の時には18歳以下日本代表のエース格として活躍しました。
高校卒業後は社会人野球の強豪、JR東日本に。
ここでも自慢のストレートで結果を残します。
「ドラフト2位・山田龍聖投手・背番号28」
そして2021年。巨人にドラフト2位で指名され入団します。
山田投手(当時)
「ジャイアンツのユニフォームを着て勝利を多くとれるようにやっていきたい」
しかし、同期の大勢投手や赤星投手が1軍で活躍する中、山田投手はプロ入り後3年間で1軍登板がなく去年オフに育成契約となりました。
今シーズンはファームの「くふうハヤテ」に派遣されますがそこで結果を残しおととい1軍の試合に出場できる支配下登録を勝ち取ります。
そしてきのう、入団4年目で初めて1軍登録され、その日に初登板を果たしました。
しかし、1アウト満塁の大ピンチでの緊急登板です。
迎えるバッターは2番・今宮。
「カーン」
変化球をひっかけさせサードゴロ。
5-4-3のダブルプレーとなりわずか4球で無失点に抑えた山田はこのガッツポーズ!最高の1軍デビューとなります。
3回は先頭打者を出すものの4番・近藤を再びダブルプレーに打ち取ります。
4回には自慢のストレートで初めての三振を奪います。
5回に連打を浴び降板しましたが、3イニングを投げて1奪三振で自責点1。
堂々の1軍デビューとなりました。
高校時代の恩師、高岡商業の吉田真監督は。
吉田監督インタビュー
「本当に急な登板だったので、なかなかあそこの場面でマウンド行くのは大変だったのかなと思うけど、彼らしいというか向かっていく気持ちでバッターに投げていたので、彼のいいところが出たのかなと思う。このチャンスを逃さずにぜひともつかんでもらいたいですし、非常に厳しい世界ですけどもなんとか生き残って頑張ってくれれば我々にとってもすごく励みになるし、富山県全体にとってもいいことだと思う」
支配下登録からわずか2日で1軍デビューを果たした山田投手。
チームのリーグ連覇に貢献する働きができるか、今後に期待が高まります。