「酒蔵と自然と地域を再生」地酒が原料“新しい酒”の製造拠点 石川・中能登町に完成
新たな酒造りが始まります。中能登町で地酒を原料とする新しい酒「浄酎」を製造する拠点が完成しました。
この拠点は、広島県の酒造メーカー「ナオライ」が整備したもので、中能登町の鳥屋酒造の地酒「池月」を原料とする「浄酎」を生産します。
浄酎は日本酒の香りをそのままに、低温で蒸溜することで風味を凝縮した新しい酒で、ナオライがその製法を開発しました。
中能登町では12日、関係者が出席して生産拠点の開所式が開かれました。
今回、北國フィナンシャルホールディングスのグループ会社「BPキャピタル」などが、能登の復興を後押しするファンドの第1号として投資し整備しました。
BPキャピタル・浜田 智 執行役員:
「日本の中だけではなくて、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、そういうところを見据えて、展開できればなというところです。そういうところをぜひ一緒に考えていきたいと思っています」
NOTONaorai・三宅 紘一郎 社長:
「造れば造るほど、地域の酒蔵との連携が増える、農家さんとの連携が増える、また地域のブランドが作れる。酒蔵と自然と地域が再生するようなビジネスモデルを実現したいと思っています」
今後、酒類製造業の認可が下りたあと、生産が始まる予定です。