運動機会減る能登の児童支援 体力テストをデジタル集計 来年度までに石川の全小中学校に導入
デジタルを活用した児童の体力テストが、石川県七尾市の小学校で行われました。子どもたちにとってどんなメリットがあるのでしょうか。
11日に七尾市の山王小学校で行われていたのは、毎年恒例の体力テスト。
測定を終えると、すぐにパソコンのもとへ。
児童:
(Q. いま何を?)
「いま結果をタブレットで入力しています」
この学校では今回から、デジタル集計システムを活用。
これまで、結果が出るまでに数か月かかっていたということですが、手元のパソコンですぐに結果が分かるほか、手本となる動画も見ることができます。
ペスタロッチ テクノロジー・井上 友綱 社長:
「(グラウンドに)仮設住宅が建っていたり、通学手段が徒歩の通学ではなく車の送迎に変わっている。それにより運動機会がどうしても減少している。しっかりとデータ分析することでどう変化しているか、そこからどう取り組みするか。というところにわれわれが寄与できるのではないか」
山王小学校・長谷部 学 校長:
「今回これが、継続的な体力向上への取り組みにつながるきっかけになるのでは」
このシステムは来年度までに、石川県内すべての小中学校に導入されるということです。