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金沢と能登 新1年生は… 石川県内の小中学校で入学式 地震爪痕残る輪島は仮設校舎で6校合同

2025年4月7日 18:40
金沢と能登 新1年生は… 石川県内の小中学校で入学式 地震爪痕残る輪島は仮設校舎で6校合同
石川県内の多くの小中学校では7日、入学式が行われました。金沢と能登、それぞれの新1年生はどんな思いで入学式を迎えたのでしょうか。

満開の桜が出迎えた金沢市の三和小学校。

新1年生の小さな背中には真新しい大きなランドセル。

新1年生:
「ロイヤルブルー」「かっこいいから」

希望に満ちた春の訪れ。

一方、保護者にはちょっぴり不安も…

保護者:
「通学とかがちょっと、近いんですけど周りに小学生とかいないので心配」

入学式が始まると少し緊張した表情の新入生たち。

河本隆明校長は「友達や先生、そして三和小学校を大好きになって笑顔で生活してください」とお祝いの言葉を贈りました。

新1年生たちが小学校で楽しみにしていることは?

新入生:
「友達いっぱいできるの」
「楽しく遊びたい」
「かくれんぼ」
「図工。(Q. どんなもの作ってみたい?) うさぎ」

一方、輪島市でも…

「おはようございます」

災害の爪痕が残る校舎に真新しい制服とピカピカのランドセル。

地震で被災した輪島市内の小学校6校が合同で授業を行っている仮設校舎の体育館での入学式です。

式では、6校を代表し鳳至小の表谷仁校長が「今日から小学生です。自分でできることをどんどん増やしていきましょう」と呼びかけました。

児童たちは、これから始まる学校生活にワクワクドキドキの様子。

新入生:
「(Q. やりたいことは?) サッカー」
「(Q. 頑張りたいことは?) 授業。足し算楽しみ」
「縄跳び。(Q. 何をできるようになりたい?) 交差跳び」

保護者:
「水害で一階の方が床上浸水で、2階部分で生活しているんですけど、そんな中でもこうやって元気に今日の日を迎えられて、大変嬉しく思います。友達と仲良くのびのび学校生活送ってくれたらいいなと思います」

輪島市内の小学校の新1年生は、9校あわせて約70人。

少子化や能登半島地震を受け来年度、現在の9校から3校に再編されることになっています。
最終更新日:2025年4月8日 12:17