感性のままに“墨”躍らせて 能登半島地震で被災の抒情書家親子の三人展 金沢で開催
自分が感じたことを書で表現する抒情書家として活動する親子の作品展が金沢市で開かれています。
この作品展は、抒情書家の室谷一柊さん・朱琴さん夫妻と、その娘 文音さんの親子3人による展示会です。
室谷さん親子は関西から移住し、奥能登を拠点に感性のままに墨で言葉や形を描く抒情書家として活動してきましたが、能登半島地震で被災。
アトリエを失ったものの、現在もそれぞれが金沢などで創作活動を続けています。
アトリエを失ったものの、現在もそれぞれが金沢などで創作活動を続けています。
会場には、能登半島地震で被災したアトリエから救出された作品など約80点が並んでいます。
また、「南無阿弥陀仏」の六文字に、浄土が明るく楽しい所であるよう願いを込めた一柊さんの新作など、親子それぞれの思いのこもった作品が訪れた人を魅了していました。
室谷 文音 さん:
「三者三様で、見にきていただいた方にもそれぞれの世界観を味わっていただいて、このギャラリーに入って来た時よりも笑顔になって帰ってもらえたらうれしいなと思っています」
この展示会は今月20日まで、金沢市のしいのき迎賓館で開かれています。
最終更新日:2025年4月15日 18:42