金沢の庭園文化の魅力を発信するため、長町武家屋敷跡にある市の指定文化財、「千田家庭園」の一般公開が始まっています。

千田家庭園は、旧加賀藩士、千田登文の私邸に、明治時代中期に整備されたもので、石橋や通路を歩いて、灯籠や石塔、池などを鑑賞できる池泉回遊式の日本庭園です。

大野庄用水を景観に利用した最も古い庭園で、2013年に市の文化財に指定されました。

一般公開に向け、庭園や建物を改修したほか、資料館も整備されていて、訪れた人たちは、武家文化ならではの風情を感じ取っていました。

■観光客
「兼六園を表現されていると言っていたんですけど、本当に似ていて、きれいだなと思いました」

■千田家4代目千田 恵子さん
「古いお庭ですけど、兼六園のいいところがいっぱいお庭にあるので、そういうところを知ってほしい」

千田さんは、庭園で先人たちの技術も感じてもらえればと話していました。