「技術、体力に見合った山選びを」本格的な登山シーズン前に 石川県で「山岳遭難救助隊」発足
まもなく本格的な登山のシーズンを迎えます。山での事故から人々を守るためことしも石川県警の山岳遭難救助隊が発足しました。
18日、ヘリポートに集まった警察官たち。山で遭難した人などの救助を目的に県警察本部や各警察署の警察官で構成された「山岳遭難救助隊」です。
まもなく迎える本格的な登山のシーズンに向け、発足式が行われました。
県警察本部・竹本 邦夫 生活安全部長:
「経験を生かした実践こそが、山岳救助隊の隊員としての任務遂行となる」
そのあと、県警のヘリコプターを使った訓練が行われ、山でけがをした負傷者をヘリコプターで搬送するまでの流れなどを確認していきました。
山岳遭難救助隊・米倉 徹 隊長:
「登山には自分の技術、体力に見合った山を選ぶことが大切です。そのうえで体調不良や悪天候の場合には勇気をもって登山を中止すること。無理のない行動を心がけてください」
県警によりますと去年、山で遭難した人は39人でそのうち3人が亡くなったということです。
県警では登山の前には無理のない登山計画を提出することなど事前の準備を呼び掛けています。