石川県議補選出馬の宝達志水町長が辞職願提出 議会が反対多数で否決 自動失職の見込み
稲村建男県議の死去に伴い5月に告示される石川県議会議員補欠選挙に出馬するため25日、宝達志水町の宝達典久町長が辞職願を議会に提出しましたが、反対多数で否決されました。
今回の石川県議会議員の補欠選挙をめぐっては、宝達志水町長の宝達典久氏と元職の本吉淨与氏が出馬を表明しています。
これに伴い、この日開かれた町の臨時議会では、宝達氏が辞職願を議会に提出しました。
対抗馬の本吉氏を支持する議員が過半数を占めているなか、行われた今回の採択ですが、その結果は…
「賛成の方は起立願います。起立少数です。同意しないことに決定しました」
町長としての職責を果たすべきなどといった反対の意見が過半数を超え、辞職願は否決されました。
宝達志水町・宝達 典久 町長:
「立候補の意思表示をした以上は、しっかりとけじめをつけるということで、残念ながら(辞職は)かないませんでしたが、従わなければということで、最後まで職責を果たしていきたい」
今回の否決に伴い今後、宝達町長は、県議補選の告示日となる5月2日に出馬し自動失職する見込みで、町長の辞職に伴う町長選は、50日以内に行われることになっています。