「能登のともしび」は震災に立ち向かう中で、能登のあたたかな人情と微笑みをお伝えしています。わずかながら復興の光が見え始めた能登。歩みが遅い被災地の復旧復興の状況を伝えている日々のニュースの中で、私達のカメラがとらえた「温かな」瞬間も数多くあります。1週間分の「ともしび」をまとめてお送りします。

震災以降初のGW営業となった「のとじま水族館」は、大勢の家族連れでにぎわいました。中学生以下が無料となったこどもの日の5日をはじめ、3日からのゴールデンウイーク後半には、合わせて　人の来園者があり、人気のイルカショーなどに歓声があがっていました。

能登半島地震により唯一のスーパーが廃業した石川県珠洲市の大谷地区に、買い物に不自由していた地元住民や工事関係者が待ちかねた、新たなスーパーがオープンしました。弁当や飲み物、日用品などが並ぶ週4日営業の小さな店ですが、運営をボランティアとして訪れている女性が担い、買い物を支えるだけではなく、地域の人の憩いの場としての顔も持つ地区唯一のスーパーです。

能登路に初夏の訪れを告げる七尾市の「青柏祭」が開催されました。能登半島地震の影響で、去年は神事のみの開催となりましたが、ことしは2年ぶりに3台のでか山が街なかを巡行。祭りを進める若衆や市民、観光客などが一体となって祭りに参加し、街は熱気に包まれました。

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（5月10日放送『news every. サタデー』より）