愛子さま石川初訪問 「一日も早く平穏な日常が戻りますことを」 被災地に寄り添った2日間
18日、新幹線で、初めて石川県内に入られた天皇皇后両陛下の長女、愛子さま。
地震などの被災地を訪問されるのも、今回が初めてです。
能登で最初に訪れたのは、七尾市の仮設住宅の集会所。
健康維持のための体操の様子を、ご覧になられました。
愛子さま:
「体操されていかがですか」
入居者:
「楽しいです。金曜日が待ち遠しいです」
愛子さま:
「ダンスを覚えるのが苦手なので、皆さんすごいですね。どのような曲がお好きですか」
入居者:
「マツケンサンバです」
膝をついて、被災地での暮らしの様子をお聞きになられた愛子さま。
「一日も早く平穏な日常が戻りますことをお祈りしています」と労いの言葉をかけられていました。
その後、和倉温泉お祭り会館で、地域の祭りを再興する取り組みについて、説明を受けられました。
金沢大学のボランティアサークルとの懇談では、ご自身の勤務先である日本赤十字社について触れ、熱心にお話を聞かれていました。
金沢大学ボランティアサークル・間山 春太郎 副代表:
「実務的なことを質問なされたので、ボランティアにすごく関心がおありになって、そして、ご自身の業務に活かされていくのかというところに、すごく熱意のようなものを感じました」
沿道での盛り上がりは、2日目の19日も…
河合 紗花 記者:
「この後、愛子さまがいらっしゃるということで、沿道では多くの人が、今か今かと待っています」
志賀町でも、愛子さまの車列が通るたび歓声が…
「愛子さま~」
沿道の人は:
「活気づきますしね。特に志賀町の場合には、輪島珠洲から見ると、取り上げていただく機会が少ないから、私はよろしいんじゃないかと思います」
19日に訪れたのは、道の駅とぎ海街道。
スーパーや飲食店など、仮設店舗の店主らと懇談されました。
トギストア・冨澤 美紀子 専務:
「愛子さまはスーパーに入ったことがないので、とても珍しく新鮮だとおっしゃってましたね。目移りしますねとかね、とても興味深く眺めていただきました」