5キロ2000円台に石川も“長蛇の列” 随意契約の政府備蓄米の販売始まる 味も「ほのかに甘み」
10日朝、開店前のドラッグストアにできた長蛇の列。
並んでいる人は:
(Q. 何を買いに?)
「備蓄米。普段買っているお米の半分以下やからね、もう5000円前後で買ってるから」
お目当ては、随意契約で仕入れ、安く販売される政府備蓄米です。
竹内 彩乃 記者:
「こちらのドラッグストアには、随意契約による備蓄米がずらっと並んでいます。その価格は5キロ2139円です」
全国でドラッグストアなどを展開する、クスリのアオキの一部店舗で始まった(税込)2000円台の備蓄米の先行販売。
午前9時の開店とともに、多くの人が買い求めていました。
購入した人は:
(Q. 買えましたか?)
「買えました、ありがとう。孫が来るとたくさん食べるので」
「(子どもが)お米大好きです」
「職場でも使うものだったので、(介護福祉系の)施設なんですけど、手に入らないと困るのでよかったです」
これで店頭には、コシヒカリなど4000円台の銘柄米と、前回政府が放出した3000円台の備蓄米、そして今回の2000円台の備蓄米が並ぶことになります。
クスリのアオキ商品本部フード商品部地区MD統括・門馬 秀一 さん:
(Q. 備蓄米が売れて銘柄米があまる?)
「比較するとどうしても銘柄米は高く感じてしまうので、そういうお客さんも増えるのではないかと思っています。おそらく石川県は3等分、同じだけ売れていくと思っているんです」
今回仕入れた備蓄米は2022年産ですが、担当者によると、玄米や精米後の状態をみる限り「質のいいもの」だそう…
実際に、記者が試食しました。
竹内 彩乃 記者:
「特に変わったにおいや味というのは感じられず、噛めば噛むほど、ほのかに甘みが出てきます。備蓄米と言われないとほとんど分からないかもしれません」