佳子さま 石川・小松市で九谷焼の窯元訪問 地震で液状化被害の職人らとも交流
小松市にある九谷焼の窯元「錦山窯」を訪問された佳子さま。初めに、カップに絵付けをしている作業風景を見学されました。
佳子さま:
「淡い感じがとてもいいですよね」
そのあと金箔貼りを行う職人にも声をかけられました。
佳子さま:
「緊張の一瞬の…ピタッと貼られるのは、どういう風になさっているんですか?」
職人・高田真歩さん:
「最初、こうやって墨であたりっていうのをつけるんですけど、その上にピンセットでつまんだ状態で持ってきて、ここにピタッとあうように…」
職人の高田真歩さんは内灘町出身で町の液状化被害についても説明しました。
職人・高田真歩さん:
「地震や津波の被害はなかったんですけど、液状化の被害がすごくて、結構もうお家をそのまま取り壊して引っ越してしまう近所の方とかもたくさんいらっしゃって、お店とかが営業再開したり、ちょっとずつ復興に向かっていっている感じはあります」
佳子さま:
「大変でいらっしゃいましたね」
職人・高田真歩さん:
「すごく心優しいお方だなというのも思いましたし、佳子さまのお言葉をいただけてすごく励みになるなと思いました」
「日本工芸会」の総裁を務めている佳子さま。九谷焼の色について関心をもたれていたということです。
日本工芸会 石川支部幹事長・吉田 幸央さん:
「柔らかい色であったり、複雑な色に関して、大好きだったと言っていただいたこと が非常に心に残っております。心支えというか、色々なことをお言葉の中に感じまして、本当にありがたかったかなと思っています」
また、九谷焼のギャラリーでは地震で割れた器なども見学されたということです。