被災地の「今」を上空から GWの能登は 急がれる復旧
依頼した女性は仮設住宅への入居が決まったため自宅の片づけを急いでいました。
依頼した女性:
「助かります。すごい助かります。私と娘としても微々たるものですから。」
一方、港の現状は。
越崎成人アナウンサー:
「漁港の周り、上側に白い部分が見えていますが、本来ならここは海でした。地震により海底が隆起して、白くなっている港のなかに2隻、船がありますが、ほかに船の姿がありません」
輪島市門前の鹿磯漁港は損傷が激しく利用できない状況が続いています。
一方、道路は少しずつ復旧しています。
輪島市から珠洲方面へ向かう国道249号では一部で、仮設道路が完成しました。
越崎成人アナウンサー:
「地震によって海底が隆起したものと思われます。そして画面中央、色が少し変わっているところがありますが、隆起しているところを利用してう回路をつくりました」
白米千枚田付近に完成したこの仮設道路は、5月2日に緊急車両や地元の人に限って通行できるようになります。
そして、ヘリは穴水町の中心部へ。
越崎成人アナウンサー:
「地震で倒壊した建物、少しずつ撤去が行われています。画面でみても重機が2、3台動いています」
町は少しずつ復旧が進んでいるようにみえますが。地域によって、状況はさまざまです。
越崎成人アナウンサー:
「正院の街並みです。倒壊した家屋、建物のがれきが山積み。それを撤去する重機も今のところ姿はみえません。このGW、ボランティアの姿もあるのかなと思ったんですがここ上空からこの時間帯はそういう人の姿を確認することはできません」
午後2時頃、こうした厳しい状況の中でも。
越崎成人アナウンサー:
「ヘリに向かってガッツポーズ。地震に負けず、例年通り塩づくりを始めた、勇気をもらいます」
例年とは違ったゴールデンウイークを迎えた能登。
各方面での復旧が急がれます。