【解説】「熱中症との戦い ことしも熱く ~職場の熱中症対策義務化で…」 野口さんの目からウロコ
市川 栞 キャスター:
北國新聞論説委員の野口強さんとお伝えします。よろしくお願いします。きょうはどんな話題でしょうか。
北國新聞・野口 強 論説委員:
春を飛び越えて夏が来たかと思えるほど、暑い日が続いています。
市川:
おととし、去年と、日本では、史上最も暑い年になりましたね。
野口さん:
ことしも、それと同じレベルの暑さになるんじゃないかという予想も、気象台から出ています。
世界的な温暖化傾向は、日本も例外ではありません。
市川:
石川県内でも、今月中旬から軒並み20度以上になって、先週は25度以上の夏日も記録しましたね。
野口さん:
気象庁と文部科学省がまとめた気候変動の未来予測によると、今後、温暖化に何らかの追加対策をとらなかった場合、今世紀末には気温が20世紀末より4~5度上昇し、産業革命以前には100年に1度しか起きなかった高温が、ほぼ毎年発生するといいます。
野口さん:
日本気象協会が「アイスクリーム前線」という指標を発表しているんですが、気温20度を超えると、アイスやスポーツドリンクが欲しくなるそうです。
野口さん:
今年の場合、金沢に前線が到達するのは5月上旬という見立てですが、アイスクリーム前線が、すでに到達している雰囲気ですね。
アイス大好きの人が多いですから、家で箱買いしている人もいるんじゃないでしょうか。
野口さん:
最近、「暑熱順化」という言葉を聞くようになりました。
市川:
ジョギングなどの軽い運動やサウナなどで汗を流すことで、徐々に暑さに適応する体を作っていくことですよね。
野口さん:
市川さんもサウナ好きと聞きますが、個人レベルではそんな準備も必要な時期かもしれませんね。
ここで1つ目の、目からウロコです。