震災から2度目の大型連休にむけ 奥能登の観光地に復活の動き 「みなさんに元気を」
大型連休に向けて、能登では観光施設やイベントを再開する動きが出ています。少しずつ歩み始めた復興への道。関係者は、期待を寄せています。
復旧が進む輪島市の白米千枚田。隣接する道の駅千枚田ポケットパークでは…
「こちらのお札入れる方の機械になりますね」
新しいレジの設置作業などが行われていました。
道の駅は、地震と豪雨による被害で休業を余儀なくされました。
それでも、先週には仮の水道を引くなどし、この大型連休にあわせて26日から営業を再開することなりました。
千枚田・出口 彌祐 代表:
「店が開いてないと寂しいかなという、そういう思いもあって、ちょっと無理かなと思いながら再開に踏み切ったということですね」
輪島塗の箸や千枚田の米を使ったおにぎりも販売。
5月6日までの期間限定での営業となりますが、復興への第一歩として関係者も期待を寄せています。
千枚田・出口 彌祐 代表:
「少しでもお客さんが増えてくれれば、地元の人たちにも元気を与えることもできるし、そういう意味で弾みになってくれればいいかなという」
道の駅では、被害が残る箇所を修復し、年内中には本格的な営業再開を目指します。
一方、ことし3月に一部の営業を再開した道の駅すず塩田村では…
道の駅すず塩田村・神谷 健司 駅長:
「やっと塩田開きができるなと。神事にこぎつけられるなというところまで来ましたので、ホッとしている」
塩づくりに合わせて館内の資料コーナーも再開させます。
道の駅すず塩田村・神谷 健司 駅長:
「やっぱり国道の復旧がまだ一部ということですので、今年は個人のお客様を中心に、少しずつお立ち寄りの準備をしているというところですね」
地震で中止となったイベントも復活します。
珠洲市の大谷川で、約400本のこいのぼりが泳ぐ大型連休恒例の行事。
去年は地震で中止となり、その後、大谷川は豪雨で大きな被害を受けました。
そのため、川の工事完了までは休止する予定でした。