県内初の快挙です。今年2月に開かれた日本一のパン屋さんを決めるコンテストで鹿児島市のパン職人が全国3位に輝きました。鹿児島の食材を主役にしたパン。
意外な“和”の食材のパンとの相性は？

（山下香織キャスター）
「いい香りが漂っています。こんにちは、もしかして全国3位のパン職人さんですか？」
（BREAD HOUSE kiki　江﨑優子さん）
「全国3位だと思います」

　鹿児島市明和の山形屋ショッピングプラザ内に店を構えるBREAD HOUSE kiki。この道20年の江﨑優子さんは今年2月、全国約100人のパン職人が競うベーカリージャパンカップに出場。6つの課題に沿ったパンを8時間で1から作り、見事、調理パン部門の第3位に輝きました。県内からは初めての入賞者です。

（BREAD HOUSE kiki　江﨑優子さん）
「鹿児島県産物を使って鹿児島愛を押し出して作った。物産館に行ってあれも使いたいこれも使いたいって試行錯誤しながら考えた」

　江﨑さんが考えたのは6品。大きなクルミパンに黒豚のハムや野菜を挟んだ華やかなサンドイッチに、桜島小みかんやたんかんを加えた爽やかな塩パン。こちらは知覧茶のパウダーをパン生地に練り込んだサンドイッチです。

（山下香織キャスター）
「芋の甘みとクリームチーズの優しい塩味が相性抜群！文句ない美味しさです。そしてなんといってもお茶の香りが爽やか」

「味噌汁にあうパン」という難しい課題に応えたのは…

（山下香織キャスター）
「ん！？サトイモが入ってる！里芋のマッシュとネギがたっぷり入っていて、パンを食べている感覚じゃない。和食。和のパンですね」

（BREAD HOUSE kiki　江﨑優子さん）
「すごくうれしそうに選んでいただいているのを見るとああパン作ってて良かったなって思う。これからも精進して頑張ってお客様がよろこんで頂けるパンを作れたらいいなと思います」

　入賞したパンは週1回ほど店頭に並びます。19,20日には入賞を記念して明和店と山形屋ストア武岡ハイランド店で販売するということです。