×

保育士の園児切り付け事件受け 鹿児島市の第三者委員会が初会合 2024年度内に提言取りまとめへ

2024年9月25日 18:41
保育士の園児切り付け事件受け 鹿児島市の第三者委員会が初会合 2024年度内に提言取りまとめへ

 2024年6月、鹿児島市の認定こども園で保育士が園児の首を切りつける事件が起きたことを受け鹿児島市が設置した第三者委員会の初めての会合が25日、開かれました。委員会は2024年度中に再発防止策についての提言をとりまとめ、市の保育施設に共有するとしています。

 この事件は2024年6月、鹿児島市の認定こども園で当時保育士だった笹山なつき被告が園児の首を切りつけ殺人未遂の罪で起訴されたものです。笹山被告は別の園児に対する傷害の罪でも起訴されています。

 事件を受け、鹿児島市は弁護士や学識経験者などからなる第三者委員会を設置し、25日、初めての会合が開かれました。

(下鶴市長)
「今回の重大事案については、市長としてそして同世代の子どもを持つ親として絶対にあってはならない、絶対に許せないこと。安心安全な保育環境の整備につなげていくことが市の重大な責務」

 会合は冒頭以外は非公開で行われましたが、事件の経緯と内容の確認や今後の会の進め方について話し合われたということです。今後、関係者への聞き取りをするなどして原因を分析していきたいとしています。

(第三者委員会 松元理恵子委員長)
「保護者が安心安全に子供たちを預けられて、このような事件が起きないよう再発防止という形でまとめてお伝えできたら」

 第三者委員会は2024年度内に再発防止についての提言をとりまとめ、市内の保育施設にも共有するとしています。