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肥薩おれんじ鉄道の脱線事故 運輸安全委員会が事故原因を調査

2024年9月25日 12:23
肥薩おれんじ鉄道の脱線事故 運輸安全委員会が事故原因を調査
 24日肥薩おれんじ鉄道野田郷駅の構内で発生した脱線事故を受け、24日夜から国の運輸安全委員会による事故の調査が行われています。

 この事故は24日午前11時半ごろ新八代駅から川内駅に向かっていた肥薩おれんじ鉄道の列車が出水市の野田郷駅の構内で脱線したものです。乗客11人と運転士1人にケガはありませんでした。事故を受けて24日夜から国の運輸安全委員会の事故調査官らが現場に入り脱線の原因を調べています。

(運輸安全委員会・長谷川淳鉄道事故調査官)
「脱線したところのレールや枕木にどういう形跡が残っているのかを具体的に見て来た。たくさん傷があるので今回の脱線事故でついた傷なのかもともとあった傷なのかはこれから調査しないとわからないのでここにある傷が全部、今回の事故で起こったかという特定には至ってはない」

 調査は25日も行われていて、調査官らが車両の状態を確認するなどしていました。

'(肥薩おれんじ鉄道・古森美津代社長)
「今回の列車脱線事故によって沿線地域をはじめとする多くのお客様、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけした。会社を代表して心からおわび申し上げる。申し訳ございませんでした」

 肥薩おれんじ鉄道は25日も始発から運転を見合わせていて、安全の確認ができ次第、運転を再開するということです。